第24章 ロミオとジュリエット!?
るり「…はぁ。」
思わず大きな溜息が出た。
火神「見逃してもらえなかったな。」
火神くんはチラっと横目でこちらの表情を伺った。
るり「うん。火神くんのせいでね!」
私は思いっきり不機嫌そうな顔をして見せた。
火神「…っう!と、とりあえず、部活行こうぜ!WCも近いしよ!」
火神くんはヘラヘラっと笑って誤魔化しながらそう言って部室に向かって歩き始めた。
私と火神くんは少し遅れて部活に参加した。
黒子「あ、火神くん。神谷さん。大丈夫でしたか?」
るり「大丈夫じゃないですー」
私は横目で火神くんを睨んだ。
火神「…っう!そんな顔すんなって!まぁ、いいじゃねぇか!別によぉー!」
火神くんはヘラヘラっと笑った。
黒子「…ふふ。明日楽しみにしてます。」
黒子くんは不適な笑みを浮かべた。
しばらくするとリコ先輩がやってきて、
集合の号令がかかった。
リコ「今日の練習メニューは…」
いつものように練習メニューの説明をはじめた。
リコ「あ、で、今日はるりちゃんと火神くんだけ別メニューね。」
るり・火神「えぇ!?」
リコ「あんた達何やったのぉ?先生ご立腹だったわよぉ?」
その言葉を聞いて一気に血の気が引いた。
るり「…もしかして。」
リコ「そう!二人は今日は隅っこで『ロミオとジュリエット』の練習でもしててね!」
私と火神くんは青ざめた。