第21章 温泉合宿~その2~
何時間DVDを見ているだろうか。
少し目が痛くなってきた。
でも、なんとなくだが
皆の癖、表情、動きなどがわかってきた。
私は必死でノートに書き込み続けた。
今年のDVDには
海常戦(練習試合)や秀徳戦、そして桐皇戦などがあった。
私が見ていた中学時代よりも
彼らはずっとずっと進化していた。
WCにはきっともっと進化してぶつかって来る。
そう思うと何故だか鳥肌が立った。
時間も忘れて見続けていると
部屋をノックされて我に返った。
るり「はい!」
リコ「あ!ごめんね?もうそろそろ今日の練習終わるから呼びに来たよ」
そう言ってリコ先輩はにこっと笑った。
るり「わかりました!すぐに戻ります!」
そう言って私はDVDを止めて
すぐに体育館へ向かった。
私が体育館につくころには皆集合していた。
るり「すいません、遅れました。」
影虎「おう。おつかれさん。」
皆はすごくヘトヘトのようだった。