アルカナファミリア~あなたのprincipessa~
第3章 はじめまして(?)
第3話 再開
「・・・・ーぉ嬢ちゃん!!おーい!!お嬢ちゃん!!」
「っ!!!?」
「あーやっと起きた。もう港に着いているよ!さあ、早く降りないと置いていかれるよ!!」
「す、すみません・・・」
た、大変だ・・・いつの間に着いていたんだろう。
私は急いで荷物をまとめると、起こしてくれた船員の人にお礼を言ってから、何人かの旅行客に紛れて船を後にした。
それにしても・・・・、何年振りのレガーロ島だろう。
昔と変わった所もたくさんあるのかな?
そんな事を考えていると、突然二人の男性に話しかけられた。
「ねぇ、そこのお嬢さん。よかったらボクらとお茶でもどう?」
・・・・はい?
っていうか、だ、誰?
「あれ~?どうしたの固まっちゃって。」
「お前の顔が怖いんだよ!ほら、怯えてるじゃん。」
「ひっ・・・・!!」
腕が捕まれて動けない・・・・・
どうしよう・・・怖い・・・
「おい。そこで何をしている。」
・・・?この声どっかで・・・
「何って、この子とちょっとお話してるだけだよ?」
「どう見ても、その女性は嫌がっているだろう。その手を離せ。さもないと・・・」
そう言って、彼は腰から下げていた刀に手を掛けた。
「お、おい!!何でこいつ武器とか持ってんだ?!」
「分かったから、こっちに向けるな!!」
なんてあっけないんだ。その男達は、一目散にその場から姿を消した。
・・・というか、それより、今私を助けてくれた人は・・。
「お怪我はありませn「ノヴァァァァァ!!!!」うわあ?!!」
私は思わず抱きついた。だって、こんなに早く会えると思わなかったから。