第17章 三大派閥
実は。
雄英高校には、本人たちの知らないところで“とある勢力”が存在していた。
しかもかなり前から。
その名も――
ユカリ関連ファンクラブ。
もちろん公式ではない。
完全非公認。
だが人数だけは妙に多い。
そして現在、勢力は大きく三つに分かれていた。
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まず最大派閥。
【ユカリ×爆豪派】
「いや絶対あの二人相性いいって!!」
「爆豪があんな分かりやすく感情出すのユカリ先輩だけだし!」
「昨日の“可愛すぎて死ね”で完全に落ちた」
主に1年生男子と、一部“ギャップに弱い女子”が所属。
特徴は熱量が高い。
「爆豪、絶対ユカリ先輩だけ特別扱いしてる」
「しかも隠せてない」
「顔が違う」
など、日々観察記録が更新されている。
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対する巨大勢力。
【ユカリ×轟派】
「落ち着いた空気感が最高なんだって!」
「轟くん、ユカリ先輩相手だと天然出るの可愛い」
「“発作で死ぬかもしれない”は伝説」
こちらは女子人気が特に高い。
“穏やかだけど感情が深い関係性”を推す派閥。
「目で追ってる頻度なら轟くんが勝ってる」
「いやでも静かな独占欲がやばい」
「二人とも顔がいいので並ぶだけで芸術」
など、考察がやたら細かい。
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そして根強い古参勢力。
【ユカリ×環派】
「幼稚園からの仲は強すぎる」
「長年隣にいる安心感がある」
「昔のカップルコンテスト優勝はもう公式」
主に3年生中心。
歴史を知る者たちが多い。
「ユカリ先輩が一番自然体なのは天喰先輩の前」
「空気感がもう家族」
「でも恋愛じゃない感じもまた良い」
かなり“解釈派”が多かった。