第3章 【土方】想うが故の
土「っ、中に出してェ」
「うんっ、いいよ、全部っ、受け止めるからっ」
ピストンがどんどん速くなる。土方もそろそろ余裕がなくなってきたようで、息を荒くしている。
ラストスパートとばかりにガンガンと腰を打ち付けられ、はもう足もがくがく震え始めていた。
土「・・・出すぞ」
「私も、イくっ・・・」
ドクン、との中に埋め込まれていた土方の自身が一際強く脈打つと、中に熱いものが注ぎ込まれた。
同時に達したはその熱さを感じながら目を閉じた。
「・・・ん」
が目を覚ますと、綺麗に服も整えられ土方の布団に寝かされていたことに気づく。
顔を横に向けると、煙草を咥えている土方がいた。
「土方、さん」
土「・・・」
土方は気まずそうにの名前を呼ぶ。媚薬の効果は無事消えたようだ。
土「すまなかった。もう、俺に構わなくていい。軽蔑したろ」
媚薬の効果が消え、我に返った時に自分のしたことを思い返したのだろう。もうに嫌われたかもしれないと、自分から距離をとるように言う。
「なぜ?」
今回のことは屋台の店主が画策した罠だったと割り切っていると伝えるも、土方には納得できなかったようだ。
土「辛かったろ」
「・・・そりゃ、激しかったけど、今も腰が痛くて動けないですけど・・・でも、私は、土方さんとのアレは・・・幸せでしたよ」
土「・・・ホント、情けねェ。お前を傷つけないために今までこの関係でいたっつーのに」
はぁ、と自分の不甲斐なさに大きなため息を吐いていた。
「・・・起こしてもらえます?」
は腰が痛くて起き上がることができなかった。そのため、土方にゆっくり起き上がらせてもらう。
「いたた・・・じゃあ、あんなに激しく抱いた責任とってください」
土「あ?」
は土方に向けて両手を広げる。
「ギュッてして、優しくキスしてほしいです」