• テキストサイズ

かるら怪談

第12章 図書館の本


そんなことがあり、しばらくして、学校で緊急朝会が開かれた。そこでの校長先生の話に、全校生徒が静まり返る。

「4年3組のT中Y生くんが、昨夜亡くなりました」

Aはその時4年2組だった。隣のクラスにずっと学校に来ていない子がいるのは知っていた
それがT中くんだった。

校長先生の話は家庭の事情で学校に来られないまま、家で亡くなった、という程度のものだったが、その後、親同士の噂話で、どうやらT中くんは虐待死したらしいことがわかった。

6年生の兄は優秀だったが、Y生はテストの点も良くなかったようで。エリートだった父親はそれが許せなかったらしい。

その年の春頃からY生を部屋に閉じ込めてかなり強い折檻をしながら勉強をさせていたようだった。嘘か本当か、発見されたときY生の顔はアザだらけで、まるで別人だったということだった。
死因は結局、父親に頭を殴られたことが原因の脳挫傷だったようだ。
/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp