第1章 橙と夜トの短編
「来い!ちぇぇえぇぇぇん!!!」
「夜トしゃまぁぁあぁぁ(≧∇≦)」
橙
変幻、その姿…よだれ掛け!!!
「流石だ、橙!お前が俺の首に巻かれた事により!どんどん力が漲ってくるぜ!」
「(やたーー!)」
「「「「…。」」」」
ーーーー何も言えねぇ……
「おらぁ!かかって来い痴女ぉ!」
「(???‥ちじょおぉ〜!)」
夜トの言葉を無邪気に真似する橙。
雪音はもう何も言わなかった…
目の前の毘沙門天が鬼の形相で立って居ようと……
「………殺す…」
「((…ヴィーナがキレた……◻︎-◻︎))」
「来いやぁぁ!!」
雪音は思う…''嗚呼、夜トは橙が可愛くて仕方が無いんだなぁ…''
「(夜トしゃまいっけぇぇー!)」
「見てろよ?!ちぇぇえん!!!」
「(……もう、何でもいいや…)」
無謀にも突っ込んで行く夜ト。
ひよりや毘沙門の神器は唖然としたまま…。
しかし、雪音も他の者も気付いてはいなかった。
橙が来たことにより、雪音の怯えが消えたことにーーー。
知っているのは夜トのみであった…
(お・ま・け☆)
「ちぇぇえぇぇぇん…!!」
「…。」
「何処だっ!ちぇぇん(大泣」
「…。((この大人面倒くさ!……橙…マジ帰って来て…!お願い…!))」
橙迷子。夜ト崩心。雪音遠目。