第26章 痕跡 ✴︎
『やっ…ぁ…ッ、
汗かいた、からっ…、舐めない、でっ…』
「駄目だ。もっとの体に
俺の痕を残したい。」
『だ、だめ、で……っ、ん、やぁ…っ』
官能的な舌使いで
冨岡さんは何度も何度も私の体を舐め上げていて…
くすぐったいのに
体を舐められているだけで気持ち良い…。
鬼との戦いに負けて
衣服を切り裂かれ、体に触れられた時は
すごく怖くて気持ち悪かったけど
冨岡さんの手付きは
宝物を扱うかの様に優しい…。
でもやっぱり、
汗をかいたことが気がかりで
私は冨岡さんの手から抜け出そうと体を動かした。
「おい、動くな。」
『無理ですっ…!』
体の汚れが気になるのもあるけど
舐められることが快感になった自分の体に戸惑うから…
そんな自分を見られるのが恥ずかしくて
体を横に向けてからゴロンッと転がってうつ伏せになり、膝立ちをして布団から出ようとしていると…、
「逃げるのは許さない…」
『やっ…、冨岡さっ……、』
「まだ…、お前の柔らかい胸を触ってない…」
『!?ん、あァッ……!』
四つん這いの体勢で逃げようとした私を
冨岡さんは背後から覆い被さり、2つの胸の膨らみを手のひらで包み込んだ。
「不死川に…、胸は触れられたか?」
『いえ…。
でも……、
見られてはいると…、思います…』
「…お前が鬼に襲われた時か。」
首をコクン、と縦に振って返事をしたけど
あの時の事は、鬼の毒を喰らったせいで
発情させられて意識も朦朧としてたし
あんまりハッキリとは覚えてない…。
でも、不死川さんが助けに来てくれた時
鬼に隊服を切り裂かれたことで、胸が丸見えだって言われたのは何となく覚えてる…。
…私が不甲斐ないせいで
他の人に体を見られちゃったから
きっと冨岡さんもいい気はしていないはずだよね。
『あの…っ、本当に…ごめんなさい…』
後ろを振り返りながら謝罪をすると
冨岡さんはゆっくり息を吐いていて…