第56章 羽織る温もり、奪われた光 ※
の中は思った以上に狭く、指1本でもきゅうきゅうと締め付けられる程だった。
ジーニストはゆっくりと手を引き、そして優しく戻すを繰り返した。
「んんっ、ん…」
キスも緩めず、手も緩めない。
やがて、の目には涙が溜まり、首を小さく降っている。
手はジーニストの胸を叩いていた。
何が言いたいのかジーニストにはわかった。
でも手を緩めなかった。
そして、ビクッとの体が跳ねた。
唇を離すとの涙は零れ、途切れる息遣いでジーニストの名を呼んだ。
ジ「。まだまだ夜は長い…このままゆっくり。共に」
そしてまた、優しい愛撫が始まる。
ジーニストの手が体を滑る度、感覚が指先に集中してしまう。
「あぁっ…、ん…」
長い指が今度は2本、の中へ入った。
「あっ…維、さんっ!」
ジーニストは返事の代わりに深いキスを落とす。
それと同時に手の抽挿を開始した。
「んんっ!ん…!」
動きはゆっくりなのに、動かす度に快感がビリビリと身体を駆け巡る。
すぐに限界が近づく。
そしてまた、ビクっとの体が跳ねた。
口を離すと、の目には涙が溜まり、息は荒かった。
「はぁっ…はぁ………」
ジ「まだ…、君を可愛がってもいいかい?」
それがとんでもなく大人の色気を放っていて、官能的で。
は思わずドキッとした。
の本能が、まだ。と告げている。
「…もっと……、して………」
ジーニストは目を大きく見開いた。
そして優しく微笑み、返事の代わりにキスを落とした。