第56章 羽織る温もり、奪われた光 ※
ホークスの手がの体を滑る。
「あぁっ…啓悟…」
ホ「かわいか……」
ホークスは丁寧に、優しくに触れた。
全身を手と唇で堪能した後、ホークスも服を脱いで、またを抱きしめた。
「このまま…体がくっついて1人になったらいいのにね…」
ホ「…え?」
急な発言にぴたり、と止まるホークス。
「……そしたらさ、悲しい時は半分に、楽しい時は倍笑えたりするのかな」
ホ「…そうかもしれんけど。でも…、こういうこと、できんけん…俺は嫌」
「でもさ……どっちかが先に死ぬことはないよ」
ホークスは目を見開いた。
「私、死ぬんだったら、啓悟が死ぬ1日前に死にたいな」
ホ「何言っ…」
「もし啓悟が死んだ日に雨が降ったら、それは私の涙かもね」
遠い目をしている。
"死"というものが、まるで迫っているかのような発言。
ホ「………」
ホークスは胸が締め付けられた。
ホ「死なせんけん。……俺も、死なん。どうせ死ぬなら…一緒に」
「…やっぱり1人になれたらいいのにね……」
ホ「……そう思うくらい、しんどいんやろ」
壊れかけのふたりが、寄り添って、傷を舐め合う夜。
ホークスはにキスをした。
想いを、愛を込めて。
「ん…はぁっ、けい…ご…」
ホ「入れるよ…」
「んっ!…あっ…」
ホークスは抽挿を開始した。
思いを、想いをぶつけるように。
がらりとした部屋にの甘い声と2人の吐息。
それからホークスの愛を囁く声が虚しく響いた。
正しい支え方、救い方ではないかもしれない。
でも、の心は救われていた。