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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第49章 降り積もる恋、滲む涙 ※微


飛びながら、胸の奥でひとつだけ決めた。

ホ(は絶対に巻き込まない。絶対に)

自分がどれだけ汚れようと。
どれだけ嘘を重ねようと。

あの子だけは、絶対に。

ホ(……“連れてこい”って言われた時の顔、まだ忘れられん)

荼毘の目に映るを思うだけで、呼吸が浅くなる。

ホ(俺が…なんとかすりゃいい。俺が盾になればいい)

そう思った瞬間、腹の底が決まった。

あの場で絞り出した“了承”の言葉。
喉から無理やり押し出した、血の味がするほど苦い言葉。

その重さがまだ舌に残っている。

ホ(俺が全部かぶる。は、絶対に、傷つけさせん)

強がりでも、嘘でもない。
ただの願いで、ただの自滅覚悟。

でもそれしかできなかった。

⸻

夜風が冷たく当たるのに、胸の奥だけはひりつくように熱い。

ホ(……また泣いてたら、どうすんだよ俺)

触れられない。
行けない。
助けられない。

守りたいのに、守れない立場。

ホークスは飛ぶスピードを無意識に上げた。

まるで、その苦しさから逃げようとするみたいに。

ホ(……ごめん。ほんとは今すぐ飛んでいきたいのに)

風に消えるような、誰にも届かない言葉が漏れる。

ホ(全部終わったら……ちゃんと、謝れたらいいな)

でもたぶん、そのチャンスは来ない。

そんな予感が胸の奥でずっと疼いていた。
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