• テキストサイズ

恋の詩【D.Gray-man】

第2章 黒の教団壊滅事件


アレンが入団して次の日の朝には神田と2人で任務に行き、母様もアレンに付いていくかと思ってたけど昨日の夜から猫の姿で眠ったままだからと私が預かることになった。

猫の睡眠時間は半日以上。母様は人間だけどその辺は猫と一緒なのかな。

薄いタオルを敷かれた編みかごの中で丸くなって眠る母様はぶっちゃけめちゃくちゃ可愛い。毛も長くてもふもふしてるから疲れてる時に猫のもふもふがすっごい癒される。他の班員も撫でに来るから少し迷惑そうな顔してるけどこればっかりは許されて欲しい。

「そういえば猫の時の母様って何食べるの?やっぱり魚とか?」

私の問いに顔を上げて

「ティアが食事する時に焼き鱈と水をくれればいい。」

あ、普通に喋れるんだ。

「了解母様。」

旅してた時もよく焼いた魚食べてたし、鱈を指定するってことは鱈が好きなんだろう、それも初めて知ったなぁ…。

そういえばティキは母様のように魚釣って焼くの楽しんでたけど、私は釣り針に餌の虫付けたりとかが苦手だったからあんまり楽しめなかった。

今は餌ぐらいの虫なら平気だし、マービンと一緒に休み取れた時に母様と3人で釣りとか行ってみようかな。

ティキも一緒に、とか考えたけどティキが今どうしてるか聞いたら少し間を空けて、「ティキは貴族の養子になって友達と浮浪者してる」、そう一言だけ言うと母様は丸まって寝始めた。

いやツッコミどころ。ティキが貴族の養子になってるのもビックリだけど何で貴族が浮浪者になってんの。

マービンもちょっと笑ってるし。

でもまあ、元気ならよかったな。
/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp