第1章 誰にも渡さねえ【爆豪】
勝己はすぐに立ち上がり
あたしの腕を掴んで自分の背中にかばった。
爆「お前、ここから動くな。絶対だ」
「で、でも!」
爆「いいから黙ってろ!
俺が、お前を守るって決めたんだよ!」
その目は真っ直ぐで
何よりも強くて
信じられる光を宿していた。
敵が近づく。
けれど、その瞬間一ー
爆「爆破!!!」
耳をつんざく爆発音とともに、
目の前が真っ白になる。
勝己の背中は揺るがない。
敵が何人来ようと
あたしには一歩も近づけない。
爆「なあ、お前。俺がどれだけ.....
どれだけお前に嫉妬して、悔しくて、
でも離れられなかったかーー
わかんねえだろ」
「......勝己」
爆「もう、見てるだけなんて無理なんだよ。
お前が誰かに笑いかけるたび、
心臓が潰れそうだった。
......俺だけを見ろよ」
そう言って、振り返った勝己の顔が、
夕陽に照らされてた。