第13章 ハッピーバレンタイン
"ねぇ…蓮?
明日さ…
少しだけ二人で会えないかな?"
蓮が海外に行ってしまう2日前
すごく勇気を出して
そうLINEを送った…
少ししてスマホが振動して
"いいよ?
俺も話したいことあったから
明日の夜俺の家来てよ?"
そんな蓮からの返信に
ほっとしたのと一緒に
涙が溢れてきた…
蓮が"話したいこと"
の内容は察しがついている…
きっと別れ話だ…
"俺…海外に行く…"
そう伝えられた時から
なんとなく気付いてはいたんだ…
きっとこの関係は
終わるんだろうなって
蓮が仕事を頑張りたい今
私の存在は
足枷にはなっても
何の役にも立たないから
だから今日までずっと
心の準備をしてきた
でもやっぱりいざとなると
今まで1番近くで見てきた
たくさんの笑顔や
拗ねた顔…怒った顔…照れた顔…
いろんな蓮の顔が
目の前に浮かんできて
涙が止まらなかった…