第1章 目覚め
カイトは私たちに立つように指示し、背を向けさせた。
「今から俺のオーラをお前達にぶつける。いくぞ…!」
カイトの声が響くと同時に、空気が一変した。私の体に一瞬、何かがぶつかる感覚が走り、すぐにその熱さが全身を駆け巡った。
その瞬間、オーラというものが明確に感じ取れるようになった。目の前に広がる、目には見えないが確実に存在する力。それが、まるで自分の体を包み込むように広がっていった。
「今、お前たちの精孔は開いた。ヒツキ、オーラが見えるだろう?」
カイトの声が背後から聞こえ、私は思わず目を凝らして周囲を見渡した。
「これが...オーラ...。」
私は小さく答えた。
「パイロ、感じ取れるか?」
「うん…すごくわかる。」
カイトはうなずきながら、さらに説明を続ける。
「それが生命オーラだ。オーラは常に出し続けていると、身体に負担がかかる。出しっぱなしでは危険だぞ。」
カイトが続ける。
「オーラが全身に滞りなく流れているのをイメージしろ。体内でオーラが巡る様子を感じ取るんだ。自在にコントロールできるようになれ。」
私は自分の体に意識を集中させた。オーラが身体の中を巡る感覚に、徐々に慣れていく。
(オーラを自分に纏わせる感覚...)
パイロも静かに目を閉じ、何かを感じ取ろうとしていた。
「いい感じだ。これが念能力を使いこなす第一歩だ。」