第6章 即ちそれ、“強豪”なる者たち
●藤堂 天● 〜東京体育館〜
そんなことをされようものなら、
「ふぇ…ふぇんふぁい?!
かんふぇんひへくひゃひゃい…!!」
まぁ、こうなるわな?
取り合えず、詩織は「勘弁してください」って言いたかったのだけは分かった。
よりによって自由の効かない時に、自分の背後から伸びてきた掌に、詩織は両頬をもて遊ばれ。
会話もままならなくなっている。
相手がいくら女子とは言え、スポーツ選手1人分の体重を支えている詩織は、身動きが取れずに立ったままオロオロしている。
それを下から見ていた愛華と、相手校の選手の一人が、
「先輩?先輩?!
ウチのCがパニクってますから!先輩?!」
?「キャプテン!あんた決勝前の選手相手に
何やってんスか?!馬鹿なんスか?!!」
そう言って、詩織の肩に跨るキャプテンを止めに入っていた。
相変わらず、賑やかでうるさいったらねぇーよ。
・・
それでも、これがコイツらなんだ。
さっきの試合も然り、昔から見てきた私には分かる。
今も昔も変わってない。
これこそ。
私の自慢のチームなんだ。