第4章 幼馴染の目の前で
「黙りなさい」
白月は低い声でそう呟いた。
「琴美さんは私のものです。私だけのものなんですよ……ですから、早く私との愛の結晶を産みましょう? 産みたいですよね? ね、琴美さん」
そう言って琴美に迫る。
やめろ、これ以上琴美を汚すな。壊すな。
しかし現実は非情だった、白月のその言葉に琴美はこくりと頷いた。
「産みたい……♡」
「ふ、ふふっ……では、精液で有精卵にしましょうか。いつも通り……貴女は快楽に身を任せて」
直後、触手がまた琴美のナカを突き上げ始めた。
激しく、乱暴に。
「あんっ♡あっあっ♡あぁんっ♡」
それでも琴美の口から出てくるのは甘ったるい喘ぎ声だった。乱暴にされているというのにも関わらず、琴美は甘い声で喘いでいる。
どんだけ効力エグいんだよ……普通ならこんなの耐えれるはずがない。
そしてしばらくして触手から精液が放たれた。琴美のナカに、子宮に、触手の精液が注がれていく。
俺の方が、琴美のことが好きだったのに。
愛していたのに。
「びゅるびゅるきたぁ……っ♡はふ、はぅっ♡」
射精され、よがる琴美。
こんなことになるくらいならもっと早く琴美に想いを伝えていればよかった。こんなやつよりも先に―――犯して俺だけのものにしていればよかった。
って、何考えてんだ俺……こんなんじゃ、白月と同類みたいじゃねぇか。
長い射精を終えた触手がずるりと引き抜かれる。
ごぽりと入り切らなかった精液が逆流し、まんこから溢れた。
―――本当に数分後の出来事だった。琴美の腹が蠢き始めたのだ。孵化、したのか? 早すぎんだろ……。
異常な早さで孵化した触手が琴美の中で蠢いている。正直、ゾッとした。これを、琴美は何度も繰り返しているのか?
「はふっ♡はぅ……産まれ、るぅっ♡産まれるのっ♡触手……赤ちゃん♡子宮こじ開けて自力で這い出てこようとしてるぅぅ♡あっ♡らめ、そんなに激しく動いちゃらめぇ♡イく、イっちゃう……触手赤ちゃん産みながらイくぅぅっ♡」
ぷしゃっと潮を吹きながら絶頂を迎えた琴美。
そんな琴美のまんこから顔を出したのは黒光りした触手だった。
ぐちっ……びちびちっ……びちゃっ……。
琴美から産まれ落ちた愛液に塗れた触手が、床で蠢いている。