第3章 逃走と淫紋
―――静かな路地裏に響く彼女の可愛らしい喘ぎ声とはしたない水音。
1匹、また1匹と時間をかけて産み落とされていく。
彼女は快楽に耐えきれずに何度も絶頂を迎えていた。まぁ、そんな所が愛おしいのだけれど。
それにしても、産み終わったらまたえっちしたい……か。
嬉しいことを言ってくれる。
実は私が提案したもっと太い、分泌する液体が媚薬作用のある触手というのが私と繋がっている触手だ。そしてまたその触手も卵も産み付けられるし射精も可能。
完全に私と彼女の触手の子供を作ることが出来るため、早くその触手で彼女を犯してしまいたい。
犯して犯して犯し尽くして、卵を産みつけ、射精し、出産させる。
私が彼女との間に触手の子供を作ろうとしている理由は簡潔なものだ。今のうちに増やして、彼女に近寄る害虫共を成長した触手で殺せばいい。
女は適当に苗床にして、また繁殖させる。それが目的だ。
この目論見は彼女には秘密にしておこう。
「あっ、あっあっ……きたぁ……産まれ、るぅ……っ」
彼女を犯せるのは私の特権だ。
他の人間に渡すものか。
じわじわと込み上げてくる独占欲等の黒い感情が触手にも伝わってしまったのか彼女のナカをまさぐる触手が激しく蠢いた。
「あんっ、白月さっ……激しっ……」
「おや、すみません私としたことが……琴美さんの反応が可愛らしくてつい」
「いじわ、る……んんっ……はっ、んぁぁあっ」
にゅる……ぼとり……。
これで何匹目だろうか。まぁ、いいか。
あともう少しで全て出産し終える。次は気絶するまで犯して気絶したところを運んでしまおうか。
―――そして、最後の1匹が産まれる。
彼女はくたっとしており、彼女の股の下の地面はヌメヌメとした愛液が広がっていた。
私は休む暇も与えずまた極太触手を彼女の愛液でぐちょぐちょに濡れた膣内に挿入れる。
ぐぷ……ぐぷんっ……。
「ひゃぁああんっ……! あっあっ……早い、よぉっ……」
「ふふ、すみません。早く犯したかったもので。さぁ、もう一度えっちしましょう?」
また極太触手をずっぽり咥えこんだ彼女。
これなら私の本体の触手も問題なく咥えこんでくれるだろう。媚薬でどれだけ狂ってもらえるか、今から楽しみだ。