第2章 暴力的な快楽
どちゅどちゅと激しく突き上げられて感じまくってる自分。こんなに乱暴されてるのに……そんなことをまた考えていると、白月さんが耳元で囁く。
「今はこの交わりのことだけを考えて……他のことなど考えてはいけませんよ。ほら、ここに太くて大きな触手が子宮口をトントンとしてるのがわかるでしょう? もうすぐ、もうすぐ射精が待ってます。ドロドロとして、熱い精液が貴女の子宮に産み付けられた触手の卵を有精卵にしていくのです」
つらつらと優しく柔らかな声で並べられていく言葉は自分にとって恐怖を煽るには十分すぎた。
自分が首を横に振りいやいやし始めると、白月さんはまた優しく下腹部を撫でてきた。
「大丈夫ですよ。何れ貴女は私の愛と快楽に支配される」
―――ですから、安心してください。
何をどうすれば安心できるのだろうか。安心感なんて欠片も感じない。寧ろやはり恐怖しか感じない。
「お願っ……も、ゆるっ……んあっ、あふ、あぁっ」
本当にもうすぐ射精される。
昨夜のえっちで大体わかってしまった。さらに激しくなる行為。そして子宮口に密着した触手の先端からびゅるびゅると精液が注がれる。
「ふぁぁんっ」
びゅるびゅるびゅくびゅくとたっぷり子宮の中に注がれる。
中出しされると同時に自分は絶頂を迎えた。
射精を終えた触手はずるんとナカから引き抜かれた。
「はぅんっ……」
抜かれた瞬間も感じてしまい、思わず声が漏れた。
そしてすぐに、お腹の中で孵化が始まった。触手の成長が早すぎて恐ろしくなる。膨らんだお腹の中でうにうにと蠢きのたうち回る触手の子供達。
出口を探して動き回る触手達。動かれる度に気持ちよくって仕方ない。ふぅふぅと吐息を零していると1匹の触手が出口を見つけたようだ。
子宮をこじ開けて自ら外へ出ようとし始めた。
子宮がこじ開けられ、出てきた触手がナカをうにょうにょと蠢きながら外へ外へと這い進んでいく。
「あっ、あっあっ……産まれる……出て、くるぅ……っ」
顔を出した触手はびちびちと身動ぎ、愛液と共にぼとりと産まれ落ちた。
そしてまた1匹、また1匹と子宮口を見つけ、こじ開け、ナカを蠢き這い進み、顔を出す。
白月さんはそれを恍惚とした表情で眺めていた。