【ヒロアカ】change the truth【R18】
第3章 いざ、1年A組へ
無事に騒ぎが落ち着きはじめたため、私は麗日さんに付き添われて保健室へと向かった。足元はふらついていたが、麗日さんが優しく肩を支えてくれるので、なんとか歩けた。
保健室に入ると、中にはリカバリーガールと名乗る小柄な女性がいた。見た目こそ年配だが、目には鋭い光が宿り、頼もしさを感じさせる雰囲気だった。
「さてさて、どうしたのかね?」
リカバリーガールが私の額に触れながら、丁寧に怪我の状態を確認してくれた。
「大丈夫そうだが、少し休んでおきなさい。あまり無理をすると後で響くよ」と、ベッドを指さして横になるよう促された。
ベッドへ腰を下ろした私に、麗日さんは声をかける。
「じゃあ、私は教室に戻るね。何かあったら先生呼んでね」
「麗日さん、ありがとう」
そういうと、麗日さんはにっこりと笑い、保健室を出て行った。
横になりながら、さっきの混乱やパニックを思い出し、改めて恐怖が押し寄せてきた。押し合う人々、警報の音、そして自分の無力さ――何もできなかった自分に、少し情けない気持ちが湧いてくる。
漫画の世界ってことは、これからいろんな事件とか起きるってことだよね……私、本当にここでやっていけるのかな。