第3章 私も行きたい!
「だから、ママの生まれたとこに1度は行ってみたかったの」
私の頭の上に大きな手が添えられた。
「あぁ、連れて行ってやるよ」
「ディーノ、ありがとう」
永茉はニッコリと笑う
「そうと決まれば!日本に行く準備しなきゃ!!ねえねえ!どれぐらい滞在する!!?」
「おいおい、気が早ぇって」
「そんなことないよ!!いつでも行けるように準備しとかなきゃ!!」
永茉は旅行という旅行に1度も行ったことがないことをディーノは思い出す。
(そりゃ、ワクワクもするよな、、)
「よっっし!!せっかくだから1週間ぐらい滞在するか??」
「わ!楽しそう!!」
「ロマーリオ達にも声掛けねぇとな」
「、、みんな心配性だから着いてきちゃうね」
(本当はディーノと2人がいいけど、ロマーリオ達が居ないと何かあったとき役に立たないからなぁ、、)
ディーノは部下が傍にいないと力が発揮出来ないのである。
自分がそばに居ても強いディーノでいて欲しいと願うが、、
(でも、そんなドジなディーノを見れるのなんて私だけの特別!)
永茉はルンルン気分で旅行の準備を始めるのであった。
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「ロマーリオ」
「ボス?どうしたんだ?」
「あぁ、近いうちに日本に行こうと思ってな」
「日本?何でまた」
「あぁ、さっきリボーンがボンゴレ10代目候補の男の所に家庭教師に行ったんだ」
「リボーンさんが?」
「弟弟子の顔を近いうちに見に行こうと思ってな。永茉も連れて」
「そうか、そりゃいいな。2人で行ってこいって言いたいところだが、ボスだけじゃお嬢を守れるか不安だからついて行くぜ」
「なんだよ、オレ1人じゃ永茉を守れねえってのか??」
「いや?オレらはボスがお嬢に変なことしねえか見張りに行くだけだ」
「なっ!!何だよ!!する訳ねえだろ!!!」
ロマーリオははっはっは。と言いながら去っていく。
「ったく、なんなんだよ、、」
そして、月日は流れ永茉たちは日本に上陸した。