第11章 入学
「で、でもオレ諦めません!」
「え」
「なので友達からでも仲良くしてください!」
「え、はい。」
永茉は勢いに思わず返事してしまった。
「じゃあ、また明日!」
「あ、うんじゃあね。」
男の子は永茉を置いて去っていった。
「あれ、永茉さん!」
男の子が去った後ツナ達に遭遇した。
「あ、みんな朝ぶりだね!」
「何やってんだ、こんなところで」
獄寺が永茉にそう聞いた。
「さっき告白っていうのされちゃったの。」
「えっ!?」
「はっ!?」
「へー!モテるんすね!」
「でも知らないこだし、、」
「永茉にはディーノがいるからな。」
そう言ったのはリボーンだった。
「ちょ!リボーン!」
「コイツらにはバレてんだからいーだろ。」
「そうだけど、直接言われると恥ずかしいの!」
「まあいーじゃねーか。」
リボーンは適当に終わらせた。
「永茉、この後予定あんのか。」
「あ、ううん。別にないけど。」
「じゃあツナん家に来い。ボンゴレファミリーの守護者会議するぞ。」
「んな!何だよそれ!」
「守護者の候補が足りねーからな。誰を入れるか話し合うぞ。」
「いーっスねそれ!!やりましょう!10代目!」
「えぇ!?」
獄寺だけはノリノリである。
「わり!オレも部活あんだよな。」
「あ、そっか。」
「頑張ってね。」
「ケッ。使えねーな。」
「わりーって!みんなで話しといてくれ!」
と言って山本は去っていった。
「んじゃ、帰るぞ。」
「勝手に決めんなよ!」
「ねえ。」
その声にツナは凍りついた。
「うるさいんだけど、何群れてるの。」
「ひ、雲雀さん!!」
その場に立っていたのは雲雀恭弥だ。
「雲雀くん!チャオ!」
「雪月永茉。本当に入学してたんだ。」
「知ってたの?」
「僕は風紀委員だからね。」
「そっか!」
永茉を見た雲雀は構えていたトンファーを下ろした。
「ちゃおっす、雲雀。」
「やあ、赤ん坊。」
「これから会議するんだが、お前も来るか?」
リボーンがとんでもないことを聞いた。