第10章 お花見
「これで花見できんなっ」
「10代目の手柄っすよ!ぜってーシャマルじゃねぇ!」
花見ができる場所は確保し、奈々、ビアンキ、京子やハル、ランボ、イーピンも合流した。
「わー!特等席じゃないですかー!」
「よくこんな場所取れたねー!」
「あなたたち偉いわ!」
ハル、京子、奈々は感動している。
「え、あ、うん、、、」
ツナは何とも言えない顔をしている。
「見直したわツナ。これお礼よ。」
と言って重箱を差し出した。
「それ今朝のポイズンクッキングだろーーー!!」
「感謝の気持ちがこもっているから大丈夫よ。」
「いらないってーーー!!!」
ビアンキは作った弁当(ポイズンクッキング)を食べさせようとツナを追いかけ、ツナは逃げていく。
そしてそれを見たシャマルはビアンキを追いかけていった。
「、、、」
「永茉?どうした?」
料理を食べているディーノが永茉に話しかけた。
「ううん、何でもない。おいしいね、みんなが作ってくれたごはん。」
ぼーっとしていた永茉だが、ディーノが話しかけると作った笑顔で応えた。
永茉は雲雀とのゲームの後から浮かない顔をしていたのをディーノは気づいていた。
「行きたいなら行けよ。」
「っ!!」
永茉は勢いよくディーノを見た。
「でも、、」
「気になるんだろ。」
ディーノは笑っていた。
「う、うん。いってくる!ありがとう!」
永茉は雲雀を探しに行った。
「、、、いた。」
雲雀は少し離れたところで桜を見ていた。
「雲雀くん。」
「雪月永茉、、」
「一緒にお花見しよ!」
「何で僕が君と?」
「えー、いいじゃん!
ほら!これ食べてよ!」
永茉は奈々が作ったサンドイッチを1つ渡した。
「、、おいしいんだろうね。」
「奈々さんが作ったから絶対大丈夫!」
雲雀は貰ったサンドイッチをじっと見たあと食べた。
「どう??」
「ん、悪くないね。」
「ふふっ。よかった。」
笑った永茉を雲雀はじっと見た。
「なぁに?」
「何もないよ。」
永茉と雲雀は桜を見ながら暗くなるまで話し続け、帰った後はディーノにこっぴどく叱られたとか、、