第10章 お花見
「復活!!!死ぬ気で雲雀を倒す!」
ツナは死ぬ気モードとなった。
「お、すごい。寒そう。」
「そう言う問題かよ、、」
レオンははたきに変形しツナの武器となった。
「君は変わってるね。強かったり、弱かったり。
よく分かんないから殺してしまおう。」
「だぁ!!!」
雲雀は更に攻撃力を上げてきたが、ツナは雲雀と互角に戦っている。
「すげー」
「互角だ!」
しばらく戦っていたがツナの死ぬ気の炎は段々小さくなっていく。
「これは、、」
「やばそうだな、、」
永茉とディーノは冷静に分析する。
その間に死ぬ気の炎は消えてしまった。
「いっっ!?」
普段のツナに戻ってしまった。
だが雲雀は容赦無くツナに襲いかかる。
「わ!ちょっ!待って!!」
「ツナくん!!」
「おい、永茉!」
永茉はツナを助けようと走り出した。
雲雀はツナに攻撃する手前で止まり、膝をついた。
「え、、?」
「おぉ!」
「やった!」
「えー!うそ!オレがやったの!?」
このゲームは膝をついたら負けのゲーム。
と言うことはボンゴレチームの勝利である。
「奴の仕業だぞ。」
リボーンが指を刺した先には先程雲雀にボコられたシャマルがいた。
「おーいて。ハンサムフェイスにキズがついたらどーしてくれんだい。」
「Dr.シャマル!」
シャマルの得意技は666種類の不治の病原菌を持つ蚊を操り敵を病死させるトライデント・モスキートを使う殺し屋だ。
「あの先生、そんなにすごい方だったのね。」
「あいつがトライデント・シャマルか、、
要注意だな。」
ディーノがそう呟いた。
「ちなみにこいつにかけた病気は桜に囲まれると立っていられない『桜クラ病』つってな。」
(またヘンテコな病気だーー!!)
「日本にはそんな病気があるのね、、。気をつけないと、、。」
永茉は桜の見過ぎには気をつけないと、誓った。
そんな茶番が繰り広げられている中、雲雀はフラフラと立ち上がった。
「雲雀さん!」
「約束は約束だ。せいぜい桜を楽しむがいいさ。」
そう言って雲雀はフラつきながらその場を去った。
永茉は雲雀の後ろ姿をじっと見つめていた。