第5章 やっと会えた
「そういえば永茉さん、ディーノさんと一緒にいるってことは永茉さんも、、」
「うん、もちろんマフィアだよ」
(やっぱり!!!)
ツナはショックを受けたようだ。
「私は元々、違うファミリーにいたの」
「え!!じゃあ、なんでボンゴレに!?」
「私のパパとママがそこのファミリーの研究者だったの。でもそのファミリーの研究内容に納得できなくて裏切ったんだって。で、殺されちゃったの。私は友達とファミリー壊滅させるために戦ってたんだけど、友達に逃がされちゃって。限界だったところをボンゴレの人に助けてもらったの。」
「そ、そうなんだ、、。」
自分から聞いたのに辛い過去を話させてしまいツナは落ち込む。
「そんな顔しないで。確かに辛い過去だけど、拾ってもらえてなかったら今こんな幸せはな暮らし出来てない。私を預かってくれたディーノ達にもとても感謝してるの!」
「永茉、、」
永茉の言葉に思わず涙が出そうになるディーノ。
「あらあら、ディーノくん。沢山こぼしちゃって」
奈々の言葉にディーノははっとする。
「うわっ!!」
思ったよりもこぼれていたようでツナも驚く。
「ディーノは部下がいねーと半人前だからな」
「はあ!?」
「こいつはファミリーの為とか、ファミリーの前じゃねーと力を発揮できないタイプなんだ。部下がいねぇと運動能力が極端に下がる。永茉の前でも基本こうなんだ」
「なにそれ!?ある意味究極のボス体質!?」
「またリボーンはそーゆーことを、、ツナが信じるだろ?普段フォークとナイフだから箸が上手く使えねぇだけだよ」
「な、なーんだ、、そーですよね!!」
「永茉は上手く使えてるけどな」
「何!?永茉いつの間に!?」
「9代目が日本に旅行言った時にお土産で買ってきてくれたから。偶に使ってるよ」
「嘘だろ!!?」
「でも最初は慣れなかったよ。そんなにこぼしたことはないけどねー。」
「うぅっっっ、、」
ディーノに見えない矢がグサリと刺さる。