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~たゆたううたかた~【禪院直哉/R-18/短編集】

第1章 気まぐれ 【禪院直哉】



射精をした後の…直哉のペニスを
丁寧にがお掃除フェラをして行く。

よしよしと満足そうな顔をしながら
直哉がこっちの頭を撫でて来て。

『口…あっちで綺麗にしたら
こっち来て…一緒にゆっくりしようや』

自分の精液の味のキスは
直哉様は嫌いなので、
お掃除フェラの後も
うがいをして来いとこっちに言って来て。

うがいをして戻ると
ベッドの上で寛いでいる
直哉の隣に横になる。

こうして…直哉様の…思いつきの
気まぐれで決まった…大人の遠足は
幕を降ろした…のであった。

『ちゃん、
今日は…ちょっとは楽しかった?
一緒に…またどっか…
今日みたいにして出掛けよか?』

「……また……その時があれば…」

『………その時は…また俺に
付き合ってくれるんやな?』

「その時になったら…考えます」

『なんやねんな…それッ』



そうは言いつつも…内心
また…いつかのその気まぐれを
楽しみにしてしまっている…と言うのは。

まだ…この人には…教えるつもりは無い。


そんな…私の気まぐれ。





気まぐれ

         ー おわり ー

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