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~たゆたううたかた~【禪院直哉/R-18/短編集】

第5章 ごっこ遊び 【禪院直哉】



私がさっきのやり取りを…
直哉様に話すと…、
にんまりと…直哉様が口の端を曲げた。

「だっ…誰の所為で…こんな事に
なってると…お思いなんですか?」

『だから何やねんな?自分等全員
俺のモンで俺のオモチャやねんから。
持ち主の俺が、自分等つこて
どんな遊びして遊ぼうが
持ち主である俺の勝手やんかいな。
それに…ちゃんにも…
ちゃぁ―――んと、1番な事あんで?』

私は…

儚げ美人の澪さん程の美人でも無ければ、
爆乳の弥生さん程の、たわわでも無い。

だからと言って、千夏さん程
愛想と器量が良くて直哉様の
嫁になる事に積極的でも無ければ…。

澪さんの妹ちゃんの桜ちゃん程、
純粋で従順で素直な性格もしていない。

「…え……?」

『な、な、どこか知りたい?聞きたい?』

「教えて…下さるの…で…あれば…」

素直に聞きたいと言って
教えてくれなさそうだし
が遠慮しがちにそう言うと。

『感度、自分感度めっちゃええやん?
後、挿し心地?身体の相性ええやん?』

「聞いた私が…愚かでした……」

それからとまだ何か言いたそうな
直哉様を自分の部屋から追い出すと、
しっかりと内側から鍵を落とした。

サッシをロックするストッパーを
内側から両面テープで取り付ければ…
襖でも…一応ロックする事は出来る。


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