• テキストサイズ

最後のマジック

第6章 6






今日は以前光さんに誘われた工房にお邪魔している
一通り見て回って今は付属のカフェテラスで光さんとティータイム兼ランチ


「ごめんねー?なんだか騒がしくって」

そうやって謝る理由は私が挨拶をした瞬間から技術メンバーからの質問攻めに合い暫くそこから離れられなかったからだ


「全然です!すっごい楽しいです♪」
興味がある物もたくさんあるし、逆に私から質問もさせてもらった
今日は将来的に大収穫だったと思う



「そういえば今日はこの後予定あるの?」

「今日はバイトが夕方からなのでそれまでは特に何もないです」
そう答えると、そっか。と少し考え込む様子

光さんはどちらかと言うとイケメンの部類に入るのかな?
横顔がとても綺麗なラインをしてる

快斗もビジュアルは全体的に整ってるよなぁとふと考えた






いけない、いけない


今は快斗の事は考えないようにしよう




「そしたらさ、今日は俺も休日出勤だったからそれまで一緒に居てもいいかな?」
笑顔で伺う光さんになにも迷う事なく(はい!)と答えた



「実はさ、この近くで行きたい展示会があるんだけど良かったらどう?」
チラシを見せてもらうと食品サンプルの展示会らしい
可愛らしいミニチュアパフェや美味しそうなハンバーグ等大小問わず様々な作品を取り扱っているみたい

そういうのは私も大好きなので(行きたい!!)と言うと



「よしっ!じゃあ今から行こっか!」
とさりげなく手を取られそのまま繋ぐ形で連れて行かれた




暫くすると遠慮気味に「ごめん。嫌だったら言ってね?」とお伺いを立ててくるので笑顔で首を振った







大丈夫、大丈夫、大丈夫




これで良いんだ


そう自分に言い聞かせながら












/ 306ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp