• テキストサイズ

最後のマジック

第38章 30







「フフッ。上手くいった?」

そんな声が聞こえて振り向くとママとパパがいて思わず赤くなる

離れようとしたが快斗が離してくれなくてそのままの状態


「うぅ〜!ゆりももうお嫁に行っちゃうのか」
ポロっと涙を流すパパにハンカチでそっと拭くママ

「何言ってるのー♪今すぐにじゃないのよ?せめて高校卒業してからでしょ?」

「グスン、、、そうだな。それに僕との[約束]もちゃんと守ってからだからね!快斗くん!!」

「わかってます」


約束?


なんだろう

でも待って!



そのやりとりで思わず固まる私




「え?!ママとパパ知ってたの?」
そう言う私にママがまた笑う


「私は公園で聞いたの。というか問い詰めたのよ♪」
ね?とパパを覗くママに(いやぁ。ママには隠し事難しくて)と視線を逸らすパパ


「実はもう大分前からかな?快斗くんに相談されてて」

「え?」
快斗に向き直ると少し照れてる快斗


「最初僕も困惑したんだけどね?まだ高校生でその考えは早いんじゃないかって。……でもなー!10年以上待ってるなんて言われちゃうとねー?」
ニコニコ笑ってそう言うパパに思わず更に顔が赤くなるがそれ以上に快斗は真っ赤だった


「り、涼パパ!////それ言わない約束!////」
あ!しまった!という顔をするパパだけど少ししてやったりな雰囲気も出していて



「もぅ!パパ!早くも快斗くんにゆり取られちゃったからって小さなイタズラしないの!」
プクーっと頬を膨らませてそう言うママが可愛すぎたのかパパはもうこっちは見てなくてママの手を握って(もう一回バー行く?///)とママを連れて行ってしまった










「快斗


ありがとう」



快斗の胸に顔を埋める






「俺こそ




サンキューな」











/ 306ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp