第37章 29
夜
快斗宅
カラカラ
「……たっだいまーっと、、おわっ?!」
ガバッと飛びつく私を優しく受け止める快斗
「ニュース見たのか?」
コクコクと頷くだけの私に、フッ。と優しく笑いながら頭を撫でる
「レイクロック美術館が火災で貯水塔が崩壊したって。…ひっく、、快斗と通信全然出来ないし」
そこまで言うと涙が溢れて止まらなくなり少し離れようとするがガシッとホールドされて身動きが出来ない
「い、衣装よご「気にしねーから」」
よしよしと優しく撫でてくれる手が暖かくて余計溢れる涙
「無事で良かった」
「水に濡れてよー。通信機途中で壊しちまったんだよ」
悪かったな。と頭にキスを落とす快斗
「……するならこっちがいい///」
そう言って背伸びをして顔を近づけると顔中にキスの雨が振る
「や////……快斗///、、そういうことじゃなくて//」
「いーじゃねーか。んな可愛い顔してんのが悪いんだよ」
そう言って最後に唇を食べるようにキスされた
「ただいまゆり」
「おかえりなさい快斗」
そう言い合えるのが幸せ
心からそう思い再度ギュッと抱きしめると当たり前のように抱きしめ返してくれた
fin29 向日葵編