第35章 27
当日
「私もやっぱり行くよ!」
変装用の着替え一式を快斗に渡しながらそう言った
何故かと言うと今日はジーちゃんが腰を痛めてしまい行けなくなって快斗の単独プレイだから
「だーいじょうぶだって。それよりジーちゃんの看病頼むな!」
そう言って頭をポンとする
「う、うん。……気をつけてね?快斗。今日はコナンくんも居るし」
心配顔をする私にフッ。と笑って腰を引き寄せる
「んな顔すんなよ。ちゃんと帰ってくっから」
チュッとキスをして出ていく快斗
快斗を見送りジーちゃんが横になってる部屋へ行く
ガチャ
「ジーちゃん?快斗行ったよ?大丈夫そ?」
「お陰様で。ゆりさんの買って来ていただいたコルセット大分役に立っております。ありがとうございます」
ニコッと笑いながらゆっくり起き上がり少し歩くジーちゃん
「歩いて大丈夫?」
「はい。お医者様も動かした方が良いと。いやはや、日頃の運動不足ですな」
穏やかにそう言うので安心した
「くれぐれも無理しないように。ご飯の作り置きしたらお店番するね!」
「何から何までありがとうございます」
申し訳なさそうに言うジーちゃんに、任せておいて!と言って部屋を後にした