第34章 26.5
「快斗……お前大変だな」
「んあ?」
「お前がゆりちゃん見せたくなかった理由……ちょっとわかったわ」
哀れみの目で見てくる本日の言い出しっぺ
「………オメェがゆり誘うからだろ」
「いや、そうなんだけどさ………悪かったよ」
疲れ切ってパラソルの下でグダってる俺に謝る
「あ!快斗!……なんか疲れてる?」
そこでゆりが駆けてきて隣にぴったりくっつくように座ってきた
俺らに気遣ってか2人きりにさせてくれるこの男は憎めないところがある
「アイスコーヒー飲む?」
先ほど買ってきたアイスコーヒーを差し出してくるので迷いなく一吸いする
なーんもわかってねー顔して俺を覗くゆり
んな顔すんな
つーか隠せ!全て隠せ!
チラとゆりを見ると上は服を着せたが足は見えていて
自分の見た目のレベルを全くわかってないこの女
出るとこ出てて腰はくびれがあって
でも痩せても太ってもない体型
よーするに
えろ体型///
最近はよりそれを感じる
俺の所為か?
いつも止められないほど愛してしまう事にこれほど今日後悔したことはなかった
顔もそれを際立たせて
なんつーか。ベビーフェイスってやつ?
そんなのがほぼ布纏ってないで立ってみろよ
案の定ハエみたいに集りやがって
しかも本人はそんな事全く気づいてない無防備女