第34章 26.5
んでだよっ!!
心の中でずっとぐちぐち言ってるのは
目の前の光景が心底嫌なものだったから
今日はゆりの仕事?学校?が終わり次第デートに行こうとカフェで待ち合わせしていたら
まさかあいつらがいるなんて
つい最近ゆりが校門前に居たことでゆりの存在が認知されてしまった
誰にも見せたくねーって言ってんのに
次の日も散々だった
「おい快斗!!お前彼女居るなんて聞いてねーよ!」
「…言うわけねーだろ」
教室に入って早々に突っ込まれてため息をつく
「俺も昨日見た!!めっっっちゃ可愛い彼女」
見てんじゃねーよ
ふざけんなっ!
ケッ。と外を向いて無視を決め込もうとしたら厄介な奴が来た
「快斗〜?ついにバレちゃったね♪」
青子のやつ、ニヤニヤしやがって
「青子知ってたら教えてくれたっていーじゃん!!」
恵子もうるせー
「違うんだよー!快斗はね?見せたくないんだよねー?」
俺のおでこをつーんと突きながら言う青子
「うるへぇー」
「ゆりの事が可愛すぎて誰にも教えたくなかったんでしょ?青子知ってるんだから」
「なーんでオメェがんなこと知ってんだよ」
ジト目で睨みつけると、へへぇ。とニヤニヤする
「千影さんが言ってるよ〜?快斗はゆりを閉じ込めて2度と出せないようにしたいんだって」
「なっ?!……んなこと言ってねーよ」
あながち間違っちゃいねーけど
「へぇ。意外!快斗くんって好きな子に意地悪しちゃうタイプかと思ってた」
そう恵子に言われてふとゆりとの情事を思い出してしまう
いつも意地悪って言われてる気が……
「そうなんだよね!快斗ゆりには甘々………あれ?でもゆり、この前会った時(快斗はいつも意地悪)って」
青子がそう考えているので思わず頬が赤くなる
「し、知らねーし////」
「あー!赤くなってる快斗〜♪恥ずかしがっちゃって♪」
またニヤニヤする青子
「おい快斗!今度紹介しろよ!か、の、じょ!」
そう言って肩を組まれたが、ぜってぇ紹介なんかしねー。と言った
それがつい先日