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最後のマジック

第32章 26







ビーチバレーをしたり



砂遊びで快斗の友達を埋めたり



蟹に挟まる快斗に笑ったり




小さい魚にすら怯える快斗に青子が日頃の鬱憤をはらしたり





時間はあっという間に過ぎた








夕方

「ご飯来るまで散歩でもして来たらー?」

青子と恵子が気を使ってくれ今私と快斗は浜辺を散歩中


快斗は足ちょっとだけ水入るくらいなら大丈夫みたいで一緒に歩いてくれた





「嫌だったのに連れて来てくれてありがとう」
そう言うと快斗は頭をぽりぽり掻いていた


「べっつに、、嫌だったわけじゃ」

「だって快斗ずっとちょっと不機嫌」
下から覗いてそう言うと立ち止まるので一緒に止まる


そして、盛大にため息をついた



「はぁぁぁぁぁ。……これまでずっと隠して来たのに」

「え?」

「……だから!オメェを見せたくなくて隠しときたかったんだよ」

真剣にいうものだから思わずフフッ。と笑ってしまう


「なに笑ってんだよ」
ジト目で睨みつけられる



「だって、なんか嬉しくって」
ギュッと抱きつくと優しく腕を回してくれる


愛されてるって実感する



心がぽかぽかしてあったかい




「快斗、、、大好き」
そう言って背伸びをしてそっとキスをする


「えっ?!……ひゃっ!!」
突然お尻を持ち上げられて抱っこされてる状態

落ちないように必死に快斗の身体に足を巻き付ける


「こわっ!!落ちる!快斗!!」

「落とさねーよ」
そのまま噛み付くようにキスをされて身を委ねる


私の力が抜け切りそうな所で唇は離れてゆっくり下された

思わずよろけてしまいそうになるけど抱き留めてくれる


「やべー///」
そう言って私の肩に頭を乗せて顔が見えなくなる

「ん?」


「今日のゆり破壊力ありすぎて………めちゃくちゃに抱きたい」
低い声でぼそっと言う快斗に真っ赤になる私


「…………私も///」
思わずそう言うと快斗はピクッと反応した後はぁぁ。とため息をつく

「本当反則///……今日はできねーのにふざけんな」


そう言う快斗に私はまた少し笑ってしまった





fin
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