第32章 26
カフェ
「お待たせ〜」
レジで買って来たアイスコーヒーを片手に快斗が待つテーブルの向かいに座った
本を読んでたのか私が来たことを確認するとそれをボディバッグにしまう
「お疲れー。作業終わった?」
「うん!やっと♪これで心置きなくデート出来るね♡」
そう言ってニコッと笑いあっていたら何処からか(あれ?!快斗じゃん!)と声をかけられた
「あ!やっぱり快斗じゃん!、、、てことはその子が噂の!!」
私を見て喜ぶのこの人はどうやら快斗の男友達らしい
軽く挨拶を済ませる
「ちっ………なんでいんだよ」
今快斗舌打ちしたよね?!
その後チラッと私を見て、はぁぁ。とため息をつく
え、
私なんかしたかな?
「なんでって。普通に遊んでただけなんだけど。つーかあいつらもいるよ!ほら!」
そう言って指差した方を向くと笑顔で手を振る男性3人組
とりあえずぺこっと頭を下げる
「なんでみんないんだよー!」
(最悪だ)と小さく呟くので
「え、そんなに紹介したくなかった?」
ちょっと心配になりそう言うと困った顔をする快斗
「いやっ、、そういうわけじゃねーけど。その//」
ちょっと赤くなる快斗に首を傾げる
『見せたくねーんだよ///』
頭を掻きながら小さくそう言うので以前言われたことを思い出し赤くなる
「んだよ!!2人とも赤くなっちゃってwww」
そう言って快斗をいじり出すとあとの3人も集まって来た
「噂の彼女さん!快斗全然紹介してくれないから〜」
「したくねーんだよ」
「快斗がまさかこーんな可愛い彼女いるなんてな!」
「目にいれんな」
「いーじゃんかよ!仲良くして下さいね?」
「させてたまるかっ」
ずっとムッとしてる快斗に思わず笑ってしまう
「おいゆり。笑ってんじゃねーよ」
「いや、だってwww…不機嫌すぎww」
そう言って眉間に皺が寄ってるのでそれをつんつんする
(ケッ)と言いながらそっぽを向く快斗