• テキストサイズ

最後のマジック

第30章 24






カラカラカラ
「快斗ー!みてみて!新作できたの!」
隠し部屋から出てベッドにいる快斗の上に跨った


「んあ?…マスク?なんも変わってねーけど」

「ふふーん♪よく見て!……(べりっ)ほら!」
そう言って目の前で引きちぎる
すると中からもう一枚別の顔が出て来た


「うひょー!!すげー!」
突然起き上がり向かい合わせに座る快斗


「こーれめっちゃ使えんじゃねーか?…サンキュー♪」
マスクの性能を確かめる快斗の目はキラキラしていてまるで新しいおもちゃを手に入れたかの様

「でもまだ改良中なんだよね〜。2枚目の方の接着剤をいつもより強力にしないと剥がす時一緒に取れちゃう可能性があるから……」

「まぁ、とりあえず今回使ってみよーぜ」













数日後
ブルーパロット

「ごめんね。快斗」
そう言ってついてる絆創膏を撫でる

「しゃーねーよ。使ってみようって言ったのは俺だしな」

「せっかくの綺麗な顔に傷が残ったらどうしよう」
剥がれかかってる絆創膏を優しく付け直す

「そしたらお嫁にもらってくれよ」
ケケケッて笑う快斗に(誰が誰をよ)と突っ込む



「そういえばじいちゃん知ってるか?警察に知恵貸してるじじいがいるらしいんだけど」

「さあ?鈴木相談役は今回のヤマには関わってないと聞きましたが」

「いや、あの金持ち爺さんじゃなくって」


「………あ!快斗、私そろそろ時間だから!」
そう言って席を立つ

「ん?なんかあったっけ?」

「今日はデート♡」

「あぁ?!デート?!」
ムッとして立ち上がる快斗



/ 306ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp