第24章 20
龍馬展会場
「きゃっ!…あら、ごめんなさい!!押されてしまって思わず抱きついちゃったわ」
そう言ってこっそりベルトをつけていく
人混みに紛れてあと一つと思ったところに「おいっ!なーにやってんだよ」とインカムから声が聞こえた
『あ、バレちゃった』
(もうこれで最後で私帰るから許してね)と言い通信を切り最後のターゲットに飛びついた
変装を解き家に帰る
シャワーを浴びていつものように本を読んでると
コンコン
窓を叩く音が聞こえ見ると傘を持ってちょっと怒ってる快斗がいた
窓を開けて招き入れると定位置にドサっと座る
「おかえり。快斗」
「なーにがお帰りだ」
ジト目で睨みつけてくる快斗
「だって、ジーちゃん1人で大変じゃない。快斗はまだ若いし体力もあるけど。…それにちゃんと先に帰ったでしょ」
また本に目を移しながらそう言うと
「オメェに、、、危ない真似されっと集中できねーだろ」
本をパタンと閉じ座ってる快斗に向き直る
「今回はそこまで危険ではなかったでしょ?」
「それは終わったから言える話で!」
ムッとなる快斗の唇に人差し指を当ててシッ。と言った
「……もぉ。、、わかった。もうやらない」
そう言うと、はぁ。とため息をついて抱きしめてくる快斗
「これっきりにしてくれよ。……おかげであいつに見つかっちまったじゃねーか」
「え?コナンくん」
そう聞くとハハハッ。と苦笑いする快斗
どうやらズボンの裾を上げられて足首を確認された事に気づかなかったらしい
「まぁ今回はお咎め無しってゆうか…」
フッ。と笑う快斗
「ほんっと仲良しだよね」
「誰と誰が。だよ」
fin20