第23章 19.2
押し倒された私はどうしようもなくドキドキしていて
きっと昨日の快斗のマジックを間近で見たからだ
小さなサプライズの様なマジックはいつも見せてくれる快斗
それもほんとに素敵で楽しい
でもあんなに広い場所で大きなマジックを見せてもらったのは初めてだった
そうだね
昨日の快斗が言ってた言葉を思い出す
「昨日、やっぱり惚れ直しちゃった///……かっこいいよ快斗。大好き」
面と向かってそう言われたのが衝撃だったのかギラギラした目を見開いている
「おまっ///この状況わかって言ってんのか?」
「うん。でも伝えたかったの」
「今夜帰せねーかもしれない」
「大丈夫。作業場に泊まるって言ってあるから」
私がそういうと、はぁぁぁぁ。と深呼吸に似たため息をつく
「どうなっても知らねーからな。最初に仕掛けてきたのはゆりだって事。覚えとけよ」
そう言った後噛み付く様にキスされる
口の中の唾液をごちゃ混ぜにされて心臓が一気にバクバクと音を鳴らす
私が着ている服がもどかしいのか少々乱暴に脱がされあっという間に何も身に纏ってない姿に
私も快斗のズボンのベルトに手をかけてチャックも下ろし一気に脱がせた
快斗が欲しくてたまらない
何だかんだ今日は私も同じ気持ちなんだと思う