第20章 17
翌日
ブルーパロット
快斗とジーちゃんが帰ってくるのをソワソワ待つ
今日は臨時休業の看板を出しているのでこの扉を次に開けるのは2人のうちのどちらかだ
ガチャ
快斗が入ってきたのを確認して勢いよく抱きつく
(ガバッ)
「うぉっ?!いてぇー!おい!ゆり!一応俺怪我人なんだからな!」
そんな事を言うくせにしっかり抱き留めてくれる快斗
涙が止まらなくてちゃんと話せない
「ごめっ、、ひっく。だって!、う、撃たれたって……」
伝う涙を優しく拭ってくれる
「心配させて悪かったな。まぁ、モノクル壊れて海に落ちたって事と獲物落としちまったくらいですんだからよ」
止まらない涙を一生懸命拭いてくれる快斗に笑って
「ほんと強運だね」
と言う
「あー。あと鳩、怪我しちまったみたいで、、。あのボウズに預かってもらってる」
泣き止んだ私の頭にぽんぽんと手を乗せてそう言う快斗
ボウズ?
「コナンくんのこと?」
「そうそう。それ」
そう言いながらガサゴソ私が持ってきた指示された物を出し始める
「まぁちょっと、プランBに変更ってとこかな?」
不敵に笑う快斗はそれらを持って出ていく
頑張ってね
快斗