第15章 14
「おーぃ。言っとけよなー?母さんに知らせてるって」
ちょっと不貞腐れながらベッドでゴロゴロする快斗に謝る気もあんまりないけど(ごめんね?)と謝る
「ところで」
「んあ?」
「………初恋ってほんと?///」
千影ママの言ってたことを思い出す
「(ガバっ)あ、いや?///……えーと///」
勢いよく起き上がり視線を彷徨わせる快斗
ちょっとムッとしてベッドに登り快斗に向かい合わせに座る
そして両手で快斗の両頬を挟んで無理やり目線を合わせた
「にゃ、にゃんはよ(なんだよ)」
「目が合わないから」
「い、いは?ひょれは〜////(いや、それは)」
目をキョロキョロ動かす快斗
「…………ちゃんと、言って?////
私もだよ//
もし快斗もそうならすごい嬉しい」
目を見開きながら私の両手を取って握る快斗
そしてギュッて抱きしめられた
「バーロォ/////…………
オメェだけなんだよ
本当に欲しいお宝はよ////」
快斗の背中に腕を回して抱きしめ返す
涙が溢れて止まらない
「なっ?!なんで泣くんだよ」
引き剥がされて涙を拭われる
「へへっ////嬉し涙だよ?」
チュッと快斗にキスすると、そのまま押し倒された
fin14