第15章 14
「ねぇゆり!!久々にさ!3人で遊びに行かない?、、えーと、あ!ほら!トロピカルランドとか!」
突然来訪してきてママとお茶会をしてる私にそんな事を言い出す青子
ママは仲間が増えた!とばかりに紅茶とケーキを青子に出す
「突然どうしたの?……全然いいけど」
「うん、、ちょっと?ね?」
そう言って難しい顔をする青子にこの時あんまり深く考えていなかった
ブルーパロット
「え!あれって今度の日曜日?!」
「この前警部に顔見られたかもしんなくてよぉ。多分疑われてんのかもなぁ」
「あぁ!それで青子が誘ってきたってわけ?」
「多分なぁ」
テーブルに突っ伏した快斗
アイスコーヒーをチューチュー吸いながらよしよしと背中を摩る
「なるほどぉ。それは気をつけた方がよさそうですね」
感慨深げに言うジーちゃん
「そうだよ快斗。青子のあの真剣な顔、何にもない事はないと思う」
「女の勘は何よりも恐ろしいと申しますしねぇ」
ね?と私を見るジーちゃん
以前の時計台の事を言ってるのかな?
「おぉ!やけに重たいね!じいちゃん!昔なんかあったの?」
ニヤニヤ言う快斗に(こら)と脇腹を突く
「、、それはいずれ、また」
頭にハテナを浮かべる快斗
まったく、と思わずため息が出た