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All is Dream Box【春パワー全開】*短編集

第8章 さな/【テニプリ】4章 宣戦布告




「…見ねえ顔だな。」
「アンタ、テニス強いの?」

あの跡部君相手に一歩も引かない度胸。
しかも問いかけに対して全く会話が繋がっていない。誰かさんに似てるな…。

「何だ、勝負しようってのか?」
「強いんならね。」
「後で痛い目に合っても知らねえぞ。」
「いーよ、俺が勝つから。」

「あのっ!」
「「⁈」」
「テニスは…今日はナシにしよう?跡部君も忍足君もせっかくだし、一緒にお花見しない?」

なんとなく、本当になんとなくなんだけど。
この二人の試合はもっと先に取っておくべきなんじゃないかって思って、止めた。

結局、二人も加わってお花見をすることに。





「なんか堪忍やで。さん。結局お邪魔することになってしもうて。」
「いいよ。せっかく綺麗に咲いてるんだからさ。一緒に楽しもうよ。」
「にしても、あの帽子の奴は一年か?あの跡部に食ってかかるとは…怖いもの知らずな奴やで。」
「うん、でもテニスの実力は確かなものだと思うよ。ただ、公式戦でもないのに無茶して試合して怪我でもされたら困るしね。」
「そこはマネージャーらしい意見やな。」
「あと…まだあの二人の試合は早すぎるかと。」
「どういう意味や?」
「うーん、なんとなく。」

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