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吸血姫/フェイタン/イルミ/HUNTER×HUNTER

第6章 2次試験


すると上からネテロが降ってきて試験のやり直しが決まった。

マフタツ山に生息するクモワシの卵でゆで卵を作ること。

そこからは変わらず崖下の卵をとって試験は合格した。

合格者は44名になった。

飛行船に乗り3次試験会場へ向かっている。

自由時間になりゴンとキルアは船内を探索するとかけだして言ってしまった。

「どうするか?」

「んー、本読んで大人しくするかな」

頷くフェイタン。

クラピカ達の隣へ腰を下ろすとフェイタンは少し嫌な顔をする。

「なんでそいつの隣ね」

「不満?」

「…」

フェイタンは不機嫌そうにマフラーで口元を隠して乱暴に座った。

だって試験が終わればクラピカ達には当分会えない。

この美形をもう少し観察したい。

フェイタンとは敵同士だから相性が合わないらしい。

「別に隣じゃなくても、好きな場所に座ればいい」

フェイタンの様子を見てクラピカが遠慮している。

「ここがいい」

クラピカに答えるとフェイタンの瞳が鋭くなる。

「そうは見えないが…」

「気にしないで、人見知りなだけだから!」

フェイタンの纏う空気が重くなる。

「もう、フェイ?」

せっかくクラピカ達のそばに居るのに、フェイタンが空気を悪くしてしまう。

「ほら本出して」

フェイタンは鞄から本を出すが、クラピカを睨みつけて本を見ようとしない。

「殺気、出しちゃダメだよ?」

コソッと耳撃てばフェイタンは不機嫌そうに返事をする。

本を少し読んでいたらいつの間にか眠ってしまった。

外の世界で少し疲れてしまったようだ。
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