• テキストサイズ

吸血姫/フェイタン/イルミ/HUNTER×HUNTER

第6章 2次試験


「コーネリア!」

先についていたキルアがコーネリア達に駆け寄ってきた。

「よく追いついたな」

感心したように目を見開くキルアが可愛い。

「えへへ。あんまり離れてなかったから」

実は結構離れていたのは内緒だ。

「ゴンは?一緒じゃないの」

分かっているが一応聞いてみるとキルアが困った様に首を傾げる。

「それが気づいたら居なくてさ。どこいったんだ?」

「私に聞かれても」

2人で首を傾げるとフェイタンが咳払いした。

「気になるなら探しに行けばいいね」

マフラーを引き上げるフェイタンは不機嫌そうにしていた。

「いや、そうなんだけど…ちょっと愛想悪くね」

「ごめんね、人見知りなんだ」

「ふーん」

キルアはフェイタンを観察すると少しして笑った。

「まあいいや!あんたの言ってる事間違ってないし。俺行くわ!」

「うん!また後でね」

「おー!」

手を振って歩き出すキルアは去り際にフェイタンを見ていた。

キルアはフェイタンの強さに感ずいてその場を去ったのだ。

そんな事とは露知らず、コーネリアはフェイタンに注意する。

「フェイ、睨んじゃダメだよ?」

「ワタシに関係あるか?他人の過去なんて興味無いね」

今度はキルアの過去を聞かされると思ったらしい。

長話になる前に追い払ったようだ。

キルアは警戒心が強いから自分の事を余り喋らないと思うけど…

「もう、友達居なくなっちゃうよ?」

「ハ、友達なんて必要ないね」

少ししてゴン達が現れてフェイタンは諦めたようにため息をついた。
/ 35ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp