第5章 1次試験

長い階段が終わり地上へ出た。

受験者を欺く為に出てきた人面ザルだがヒソカにあっけなく殺されてしまう。

フェイタンの威嚇が鋭すぎてクラピカやレオリオがたまらず離れてしまった。

今度は湿原に変わる。

すると前を走るゴンから前に来るようにと声がかけられた。

後ろを歩いていると怪物たちに惑わされてしまう。

｢フェイ、前に行こう｣

コーネリアの言葉に頷くフェイタン。

｢クラピカ！｣

後ろにいるクラピカとレオリオを見ると彼は首を振った。

｢私達に構わず行ってくれ！｣

ここでクラピカ達はヒソカと鉢合わせる。

彼らは大丈夫。

コーネリアもヒソカを見てみたかったがフェイタンの機嫌が悪くなるので断念する。

｢分かった！気をつけてね｣

軽く手を振ってペースを上げる。

霧は既に深くなっていていく。

何人か抜かすと突如前の人が消えた。

驚いて立ち止まると木のツルが伸びてくる。

｢遅かった！｣

足に触れる前にフェイタンが切り裂いたため気持ち悪いツタに捕まることは無かった。

フェイタンがコーネリアを庇うように前に出る。

｢仕方ない｣

コーネリアは懐から小瓶を取り出す。

中身は死者の血。

吸血による力を使い黒い翼を出して空へ舞い上がる。

｢フェイ！｣

呼びかけると足に飛びついてくるのでそのまま浮上して影を伸ばす。

試験管はどこ？

影を伸ばすと離れた場所に集団を見つける。

人間じゃないとバレると面倒臭いのでコーネリアは急降下して霧をぬけ近くの茂みに落ちる。

そこからは少し走って集団と合流する。

何とか二次試験会場に着くことが出来た。