第2章 ホワイトクリスマス
またベッドに戻ったら次こそは襲ってしまう気しかしない
まだ体は火照っているし、自分の中の雄としての本能が働きすぎている
(あぁもう、ほんとに落ち着いてくれ…)
さっきのキスで正直なところオレの下半身は痛いほど膨らんでいた
キスをしてからもうだいぶ経つのに…
そこははち切れんばかりに膨らんだままなのだ
ベッドからは見えない死角になっているソファーに座る
もう止められなかった
このまま楓を襲うより、ここで欲望を出し切らないと…
そっときていたズボンを下ろすと自分でも驚くほどそれはそそり立っており、自分のお腹にまで先端があたるほどだった
(我ながら興奮しすぎでしょ…)
そっとマスクをおろし自分の唇に触れる
さっきの楓とのキスが本当に良くなかった
「…ふっ……」
唇に刺激を与えるだけで吐息が漏れる
露わになったそこからは我慢の限界を迎えた透明な汁が漏れ始めている
先端の割れ目の部分に唇を触れている方と逆の手を添えるとぬるりと溢れた体液が指にまとわりつき糸を引く
正直こんなに興奮したのは初めてだった
「ん……ふっ…」
先端を弄るだけでクチュりという音がたつ
もしここで楓が起きたら?
そんな事を考えると、尚のこと滑りが増すのだ
(オレ…変態すぎるだろ…)
ここまでくるともう止められるわけがなかった
少しずつ手のひらに広げられたぬめりと共にそそり立つそれをしごく
「あっ……」
漏れる声を抑えるために手を口に当てるとさっきのキスで頭がいっぱいになり
扱いているそれはビクビクと反応を示す
「ん、んふ……」
(声が我慢できない…)
そっと楓の方を覗くとスヤスヤと寝ている
もう少しだけ…激しく…
「ん…んぁ……っ」
(これは…まずすぎる……!)
漏れる声を抑えきれず近くにあったブランケットをおもむろに取り口元を抑えた
(あっ……!これ…!!)
ブランケットからは楓の香りがする
心臓の高鳴りと共に扱いているそれは脈打つ
目を瞑れば楓とセックスをしているみたいなのだ
(あぁ、クソッ!裏目った……!止められな……っ!)
「ん……んっ…!!」