第2章 学校生活
「あー!ちゃんやっときた〜!」
「久しぶり〜!」
「…おひさしぶりです」
私を歓迎している、それが不思議だった
私は必要ない存在で、私に価値なんて…
「休んでた分、俺が教えてあげる」
「なんで…」
「ん?」
「なんで優しいの?…私なんかに」
年下相手に何言ってるんだろう、私年上なのにこんな迷惑かけて…
「んー…気になるからかな」
「気になる、?」
「なんかほっとけないし、もっと聞きたいことがあるんだよね。それにもっと天野ちゃんのこと知りたい」
「えっ」
「ははやっぱ23に見えないわ。ねえもっと俺に天野ちゃんを見せて。大人の天野ちゃんも子どもの天野ちゃんも見てみたい」
そうやって興味を持ってくれることは嬉しい
でも赤羽くんはなんだか
「きもい」