第7章 She is pearl of me 25.8 ❦
(めっちゃドキドキしとるなぁ)
重なり合う胸に感じる鼓動は、自分よりも早く、強い。
もぞもぞと動く真珠を、ん?と見ると、下にした腕を伸ばされ、そっとそこに頭を置いた。
「しびれる?」
上目遣いに聞く真珠を抱き寄せ、平気やで、と額にキスをする。
腕枕をしてやりながら、頭を撫でる。
しばらく抱き合っていると、おずおずと熱に再び触れてきた真珠の手。
熱い、と布団を捲ると、真珠の視線が落ちた。
「そないに見らんとって」
はずいわ、と少し笑うと、ごめんっ!と慌てる。
「えと、その、あのっすごいなって」
「落ち着きや」
わたわたしだす姿に、くすくすと笑う。
「む。なんか、すごく余裕?」
「アホ言いなや。
必死こいて冷静装っとるだけや」
「うそぉ」
「ホンマやって。
今にも理性、飛ばしそうなんやから」
「そうには見えない」
本当に?と疑った目で顔に触れた真珠の掌にキスをする。
「かっ飛びそうなん、無理くり抑え込んでんねん。
わこうて」
な?と掌に口元を隠して、目元だけで問いかける。
「ゆうは、『娼年』になれそう」
「石◯衣◯やなぁ」
「きっとNo.1になれる」
「マコトが仕込んでや」
そんなテク無い、と笑う真珠に覆い被さった。
「マコトにだけやったら買われたるよ。
一生涯」
滑らかな背中から抱き寄せると、背中に真珠の腕が回った。
ちゅっ、と首筋に触れた唇を喉や輪郭、鎖骨、肩と滑らせていく。
すり、と臀部を撫でる手が内腿に入り込む。
そこに湿りがあるのはとっくに自覚していた真珠は、あ、と顔を赤らめた。
「痛かったら言いや」
コク、と頷いて閉じた瞼にキスをする。
そうっと指の腹で撫でるように触れた。
「濡れとる」
「やぁっ!」
ギュッと目を閉じた顔を隠した腕を掴む。
「顔、見して」
「っ恥ずかしいっ」
「かわええから」
片手を指を絡めて繋ぐ。
する、と脚を滑っていく最後の布地。
身一つとなった体を、じっくり眺めるでも、散々に撫で回すでも無く抱き寄せた。
「ゆう?」
「すまん」
待ちぃや、と肩口に額を当てる。
「ゆう?」
「ビビっとるんや」
え?と言った真珠の声に、かっこ悪、と自嘲を零した。