第7章 She is pearl of me 25.8 ❦
「やっぱ」
つう、と鎖骨から谷間あたりまでを這う侑士の指。
「色、白いなぁ」
きれいや、と言った声が、どこかうっとりとしているように聞こえて、恥ずかしさに視線が彷徨う。
「きれいやで、真珠」
あ、えと、うぅ...なんて口籠ると、クツクツと笑う声。
「お世辞ちゃうよ。ホンマのことやから自信、持ちや」
「う、うれしいけどっ恥ずかしいよっ」
「くくっ、かわええなぁ」
ちら、と見た侑士は、柔らかな眼差しで微笑みながら、ゆっくりと下着の布地を引いた。
「形、崩れたりせぇへん?」
「大丈夫」
ゆっくりと下げられた視線に、ん、と目を閉じる。
「ぁ、」
「怖ない?」
そうっと肩を撫でる手に、コク、と頷く。
「ビビるよな」
「え?」
そうやろ、と抱き寄せられて、頭を撫でる顔を見上げる。
「自分で触ったり、する?」
せぇへんやろ?と言う侑士の腕に捕まり、俯く。
「自分でも知らん自分の体んこと、他人に暴かれるん、怖いもんやろ」
「そ、そんなことっ」
「俺かて怖いわ」
「え?」
目を丸めて見上げる。
「ちぃとでも気ぃ抜いたら、マコトになにするか分からんねんもん。
怖がらせたり、痛い思いさせてまで、自分の欲満たすんに必死んなりそうで、怖いで」
ギュ、と抱き寄せる腕の力に、鼻の奥がツン、とする。
「こうして、一個一個口んして、マコトの反応確かめて、ちょっとずつちょっとずつやないとしきらんねん。
堪忍な、ビビってんねん、正直...」
抱き寄せられた胸元に合わせた耳に届く鼓動は、なぜ今まで気付かなかったのかと驚くほど、速く、力強い。
「ごめんな。
うまいことリードしたり、安心さしたったりでけへんで」
カッコ悪いな、俺、と縋るように力が入る腕から、跳ねるように顔を上げる。
「ちゃうよっ」
「マコト、」
「カッコ悪いとこなんかないよっ」
きょとん、とした侑士の頬を両手で包む。
「ゆうはっいっつもかっこええです!
世界で、宇宙でいっちばんかっこええ人やっ
さっきかて、もう、めっちゃ綺麗な瞳で『めっちゃ好き』って顔してっその、ゾクゾクするような声で『きれいやで』とか言うから、もう心臓、もたへんくてっ
ほんまに、めっちゃドキドキしとるのにキュンキュンしっぱなしでっ」
それでっ、と見た侑士の顔に、あ、と息が漏れた。
