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12歳年下の彼に溺愛される話

第1章 『私』と『彼』との馴れ初めの話



妹の千冬は、
昔から3日坊主な所があって。
一緒に通う始めたジムだが、
入会した5月の内に行かなくなって居て。

生田さんとは、
アドバイスを受けるようになって
話をする機会は増えて居た。

それが…7月になる頃には…。
LINEを教えて欲しいと言われて。

連絡先を教えるのはちょっと…と、
そんな感じにお断りして居たのだが。

個人的にやり取りをするのも
どうかと思ってたし。
生田さんは24なんだから、
もっと若い綺麗な女の子が好みだろうし。

私みたいに…、

36のおばさんに…なんて。

興味…無いと…思ってた…んだけど…。

普通に…他の常連さん達とは
LINEでやり取りをしてると言ってたので。
自分だけ…連絡先教えませんと
…言うのも…と巴は
自分のLINEを彼に教えた。

とは言っても、教えたからって
何か特別なやり取りをする訳でも無くて。

また次の水曜日を迎えた時に、
ジムの壁には大きな鏡がある場所があって。
そこで自分の身体を改めて眺めてみると。

ジムに通う前よりも、引き締まってて。

体重も…ストレスで食べて増えた分よりも

更に2キロ痩せたから。

すぐに飽きて通うのを辞めた妹にも、

スタイル…更に良くなってない?

って言われたので。

これも…全部…、

生田さんのアドバイスのお陰かも。

丁度…、そんな事を考えている時に、

生田さんが…ジムに顔を出して。

「家に居る妹にも、スタイル前よりも
良くなったって言われたんですよ?
それもこれも全部…、生田さんの
アドバイスのお陰…ですね?」

『じゃあ…、この後、何か…
友坂さんから、
お礼に奢って貰えるとか…
そんな…ご褒美…なんかが、
もしかして、あったりしますか?』

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